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マンションが完成したと同時に建物の劣化が始まっています。特に外部に面する建築材料は様々な外的要因が作用し、劣化が進んでいきます。
使用している材料の種類ごとに耐用年数や性能保証期間があり、建物の立地条件によって異なりますが、一般的にはおおよそ10年から15年経過後に第1回目の大規模修繕工事を実施し、2回目はその後12年から15年後に実施しています。
劣化状態の調査は専門家に依頼してください。共用部の外壁や屋上の調査は危険を伴います。
また表面の見える部分以外でも劣化状態の検査が必要な事項もありますので、ぜひ調査に精通している専門業者またはコンサルタントにご依頼してください。
ぜひ当社(上原子塗装工業株式会社)にご連絡ください。
当社はマンション大規模修繕専門設計施工会社です。多くの調査・診断の経験を有し、専門のスタッフがご相談をお受けいたします。どんなことでもお気軽にご相談ください。
マンションの劣化調査によって修繕計画が作られます。修繕計画の中で修繕項目を検討し、優先順位を付けて工事仕様書に反映していきます。
工事費はできあがった仕様に基づいて数社の専門業者に見積依頼して比較決定するのが一般的です。また調査を依頼した会社に概算見積を作ってもらうことでおおよその費用を把握できます。
工事の内容によって工事期間が決定されますが、大規模修繕工事の一般的な工事は、3月下旬から4月中旬に開始して、6月下旬から8月中旬までに完成させます。
また、7月・8月の暑い夏期を避けて8月下旬から開始して11月上旬までに完成させるという工期を選択する事も管理組合の意向で決めていただいてよろしいと思います。
工事予算を決定する際に、予備費として工事費の5%程度を計上しておく事をお勧めします。よほどの数量増が無い限り充分だと思います。
弊社の場合、外壁防水塗料仕上げでは10年間、鉄部塗装は3年間、屋上防水工事及びバルコニー防水工事は各々10年間の保証をいたします。
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外壁はコンクリートでできていますが、コンクリートは最初は生コンクリートと呼ばれるているもので、型枠という形を決定する枠の中に鉄筋を組上げ柔らかい生コンクリートを流し込んで充填していきます。
生コンクリートは時間の経過とともに水分が抜けて強固に固まりますが、その際に体積が収縮する性質があります。この収縮の部分に発生するひび割れを「収縮クラック(ひび)」と言います。この他、建物が地震や強風その他の振動で揺れたり、地盤の沈下や偏った荷重が掛かったりして建物が歪んだりして発生する「構造クラック(ひび)」等があります。
壁や床のひび割れをそのままにしておくと、ひび割れから雨水が入ってコンクリートの中にある鉄筋を錆腐食させます。
鉄筋コンクリート構造の建物の鉄筋は建物の柔軟性を持たせている重要な働きがありますが、これが損なわれると地震やゆがみに耐えられない弱い建物になってしまいます。
またひび割れから侵入した水は冬期間に氷結して、凍害爆裂(体積膨張によるコンクリート破壊)をおこして、コンクリートをぼろぼろにします。
一概には言えませんが、外壁に幅の広いひび割れが発生していると思われます。さらに窓サッシ周辺のコ―キングという防水材が劣化して隙間が開いている事も考えられます。早めの修繕工事が必要です。
外部足場の外側は全てメッシュシートで覆いますが、メッシュシートはカッター等で簡単に切られて中に入られてしまいますので、当社では足場の周囲全ての地盤面から高さ1.8mまでを強固な鋼製金網を取り付けて、外部からの侵入を防止しています。
さらに、足場外周の要所に人感センサー付きライトを設置して夜間の防犯対策としています。場合によっては、簡易防犯錠(ロック錠)を全戸に貸し出します。
※足場設置により住民の皆様にはより一層の防犯意識を高めていただき、確実に窓の戸締りや施錠、カーテン閉め等をしていただくようお知らせしています。
足場に掛けるシートは白色のメッシュシートで、お部屋のレースのカーテンとほぼ同じ透過率です。小さな穴が開いていますので、湿気が溜まりません。
外壁や床のタイルはコンクリートの壁や床に張り付けたもので、タイル自体は磁器質や陶器質の焼き物で硬く質感に富み色褪せも少ない優れた外装材です。
しかし建物の構造体であるコンクリートにひびが入ると張り付けてあるタイルも一緒にひび割れたりコンクリートから離れたり(浮き)して、壁の場合は落下して事故につながったりします。
決してタイル仕上げだからといって劣化からは免れません。
通常、きちんと施工された屋上アスファルト防水(その他防水仕様も)は12年〜15年は漏水する事はありません。新築時の防水保証期間も10年となっている物がほとんどです。
しかし、例外なく屋上防水材も様々な外的要因による劣化が進んでいますので、10年以上経過した屋上防水は調査をして、早めの処置を実施して漏水事故を起こさぬよう対策をしてください。
できます。札幌市の場合、規模の大きなマンションや建物の色について制限する「札幌市都市景観条例」に基づいて届け出をしなければいけませんが、極端に目立つ原色や周辺の景観とかけ離れた色でない限り拒否される事はありません。
※当社では建物の現状写真を撮影し、その写真のまま外壁色を変えた物を数パターン作製し、完成シュミレーション比較写真を提供しています。
コンクリートは、最初はアルカリ性ですが建物として外気に晒され、様々な要因で次第に酸性側に変化していきます。
アルカリと酸性の中間を中性と言いますが、中性に変化する事を『中性化』と言います。
建物のコンクリートの中には必ず鉄筋が入っていて、鉄筋の周りがアルカリ性であれば錆が発生しませんが、コンクリートが中性に近くなっていくと錆腐食を発生しやすくなって、建物の強度を低下させます。
原則として日曜日は工事休みといたします。土曜日と祭日は通常通り作業をさせていただきたいのですが、大きな音や振動の出る工事はいたしません。作業時間は午前8時〜午後6時です。(工事の都合で早朝や夜間に行う事があります)
敷地内に余地があれば、弊社で仮物置を用意して皆様に利用していただきます。
外部足場が始まる前に取り外して保管してください。工事期間中はBS・CSテレビをご覧になる事ができません。
どうしても見たい方は足場の外にアンテナを移設する事ができますが、専門家に依頼いたしますので工事費用がかかります。ご希望の方は工事担当者までご連絡ください。
壁・床の工事に支障がある場合は、弊社で「移動架台」を用意して移動させながら作業します。ただし付属ホースが移動すると破損する恐れがある場合は、一時撤去する事になり、工事終了後に再設置します。(専門業者に依頼するため、有料となります)
弊社で施工している工事現場では、工事見学会を予定に入れていますので、事前に連絡をいただければご案内できます。
見学会は大規模修繕を考えている皆様にとって大変参考になり、問題点の把握や具体的な解決方法がわかると思います。